2012.08.08(Wed)

  • 19:00 open / 19:30 start → 23:00
  • 尊芯塾 ドキュメンタリー映画
    『タイガからのメッセージ』上映会
  • 上映会、トークショー
  • 上映 :ドキュメンタリー映画 『タイガからのメッセージ』
    トークショー : 三上雄己監督 / 木村輝一郎監督
    / 千松信也氏(著作「僕は猟師になった」)

    映画HP:<http://abovo.jp/wp/taiga/>
この一年半で確かに何かが変わって来ていると思いませんか?
3.11以降、多くの人々が「気付き」「自ら考えてみる」ようになりました。
答えは決して単純ではありませんが、それでも、一人一人が自ら気付き、考えてみる事が、この混迷を深める社会での確かな一歩となります。
今年のフジロックでも上映された話題のドキュメンタリー映画『タイガからのメッセージ』は、ロシア沿海地方に位置するビキン川流域に広がる原生の森・タイガの自然や、そこで森と共に暮らす人々の生活・想い、
稀少なアムールトラの姿 など、今まであまりにも見過ごしていた何かを伝える映画です。
地球上の生物全てにとって大切なこのような場所を未来に残していくために今、何をすべきなのか。
この映画を監督した三上雄己氏、木村輝一郎氏、そして現在、伝統的の手法で猟師を続け、著作『ぼくは猟師になった』を出版した千松信也氏を迎えてのトークショーも有り。


  • タイガからのメッセージ

    世界有数の大河アムール川の上流支流であるビキン川流域には、
    針葉樹と広葉樹が入り混じる原生の森・タイガが広がっています。
    アムールトラを頂点とする豊かな生態系を育むこの森が今日まで残されてきたのは、ウデヘをはじめとする先住少数民族が狩猟採集生活を営みながら動物や植物と共生し、大規模な森林伐採から守ってきたからです。
    この映画の撮影クルーは、2010年春から2011年夏にかけて6回の現地ロケを敢行し、移りゆくタイガの四季の中で、希少なアムールトラを はじめとする動物達の姿、タイガに生きる猟師達や村の人々の生活をカメラに捉えました。彼らとともに森を歩き、川を移動しながら、彼らの生き方や自然観か ら学ぶべきヒントを探りました。
    ロケの合間の帰国中に東日本大震災とそれに伴う原発事故を経験したことで、「本当の豊かさとは何か」という、元来映画の根幹のテーマでもあった問いが、さらに切迫したものとなりました。
    タイガは、世界の多くの関心が寄せられるのを待っています。いつでも森林伐採をはじめとする開発のリスクと隣り合わせだからです。
    タイガは、けっして遠い森ではありません。ビキン川からアムール川へ、そしてアムール川はオホーツク海に流れ、タイガの栄養がオホーツク海や三陸沖の漁場をかにしてくれています。
    タイガは、私たちとつながっているのです。
    「タイガからのメッセージ」が世界中の多くの人々に届き、この混迷の時代から未来を切り開いていく時に、何らかの手がかりになることを願ってやみません。


  • 三上雄己(みかみ ゆうき)

    ’70年東京生まれ。ロンドン大学ゴールドスミス校芸術学部卒。幼少期を仏国、青年期を英国で過ごし、’95年に帰国。16~18歳時に在籍した UWC(ユナイテッド・ワールド・カレッジ)AC校(英国、ウェールズ)では、約80カ国の男女と寝食を共にし教育を受ける。この時期、環境問題にも興味 を持ち始める。以来、芸術的表現で社会問題を提示していくことも手探りで始める。音楽、アート、空間とそこにいる人々を繋ぐ形態としてバンド活動やインス タレーション、イベントも創作・制作し、活動の場としてきた。アート・旅・パーティー仲間の一人である木村輝一郎と新しい表現生活と可能性を求めて abovoを結成。
    主な映像制作 個人略歴:
    ドキュメンタリーシリーズ:’London Art Report’ (Perfect TV) :企画・制作・演出・脚本 (1997)
    ウェブ映像各種:企画・制作・演出・撮影(2003-2005)
    海外CM、番組各種:ローカルプロデュース・コーディネーション(2005-2008)


  • 木村輝一郎(きむら きいちろう)

    ’75年生まれ。東京都出身。法政大学在学中、8mmフィルム映画を制作。大学在学中手塚眞監督作品「白痴」(’99)で映画の現場に入り、以後フリー美 術助手として大道具・セットデザインの仕事に4年間携わる。’03年、制作会社ウズに入社。ミュージックビデオの制作・プロダクションマネージャーとして 数多くのPVを制作。’06年、ディレクターとして独立。CS放送”SPACE SHOWER TV MUSIC HEADLINE”で音楽ニュースの演出を勤める。絢香、SHAKALABBITS、LUNKHEAD、nil等のミュージシャンのPV、ライブDVD、 ドキュメンタリーを演出。また、03年よりVJ/インスタレーション映像ユニット”SAKKAKU”のメンバーとしてフジロックなどの野外フェス、クラブ 等でのライブ映像演出の活動も行っている。2008年、三上雄己とクリエイティブユニットabovoを結成。社会問題、環境問題をテーマに活動を開始し た。


  • 千松信也(せんまつ のぶや)

    1974年生まれ。兵庫県出身。京都大学文学部在籍中に狩猟免許を取得し、先輩猟師から伝統のワナ猟(ククリワナ猟)、網猟(無双網猟)を学ぶ。現在も運 送会社で働くかたわら猟師を続ける。狩猟8年目を迎えた2008年にリトルモア社より『ぼくは猟師になった』を出版。市民講座や小学生の野外学習等の現場 で講演等も行う。


¥2,000 inc.1drink
予約メール:kaz@shrine.jp
※メールタイトルを「8月8日(水)尊芯塾「タイガからのメッセージ」上映会」とし、
本文にお名前(ふりがな)、予約枚数を明記願います。