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(土)
作家 柴崎友香 デビューからだいたい25周年記念 映画『きょうのできごと』上映会とトークショー

映画上映:
映画『きょうのできごと a day on the planet』(2004年)
監督:行定勲 原作:柴崎友香(デビュー作)
出演:田中麗奈、妻夫木聡、伊藤歩、柏原収史、三浦誠己、池脇千鶴、石野敦士 、松尾敏伸ほか
トークショー:
柴崎友香×谷川嘉浩(京都の哲学者)
作家・柴崎友香さんのデビュー25周年を祝うイベントを開催します。
デビュー作「きょうのできごと」、そして、行定勲監督によって映画化された「きょうのできごと a day on the planet」の舞台となった出町柳にもほど近い、京都クラブメトロで、映画の上映会と柴崎友香さんのトークショーを行います。(正道くんが自転車で転けた場所まで徒歩15分)
京都クラブメトロは柴崎さんのフェイバリットでもあるROVOのライブを始め、柴崎さんが関西に住んでいた時期にはたくさん通われた音楽とカルチャーの場です。
トークゲストには、「きょうのできごと」の登場人物たちと同じく京都で学生時代をすごし、今も京都を拠点に活動する哲学者・谷川嘉浩さんを迎え、柴崎さんの初期の作品から最新作まで、時代の移り変わりと重ねてお話ししていただければと思っています。
ARTIST INFO
映画『きょうのできごと a day on the planet』

2003年製作/111分/日本
配給:コムストック
劇場公開日:2004年3月20日
「GO」「ロックンロールミシン」の行定勲監督が、柴崎友香の同名小説を映画化した青春群像劇。京都の大学院に進学する友人の引越し祝いに集まった仲間たち。その周辺で起きるちょっと奇妙な出来事を通して、日常のかけがえのなさを暖かな眼差しで描く。出演は、「東京マリーゴールド」の田中麗奈、「ジョゼと虎と魚たち」の妻夫木聡をはじめ、伊藤歩、柏原収史、三浦誠己、池脇千鶴ら。
柴崎友香

1973年大阪生まれ。作家。2000年『きょうのできごと』でデビュー。
07年『その街の今は』で第57回芸術選奨文部科学大臣新人賞、第23回織田作之助賞大賞、
06年度咲くやこの花賞、10年『寝ても覚めても』で第32回野間文芸新人賞、
14年『春の庭』で第151回芥川賞、同じく14年『きょうのできごと、十年後』を発表。
24年『続きと始まり』で第74回芸術選奨文部科学大臣賞、第60回谷崎潤一郎賞を受賞。
他の著書に『わたしがいなかった街で』『待ち遠しい』『千の扉』『百年と一日』
ダンスミュージックバンド ROVOの日比谷野音公演の一部始終を描いた短篇『宇宙の日』
最新作『帰れない探偵』など。
谷川嘉浩

1990年生まれ。京都市在住の哲学者。博士(人間・環境学)。
京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。
現在、京都市立芸術大学美術学部デザイン科講師。
著書に、『増補改訂版 スマホ時代の哲学』(ディスカヴァー携書)、
『人生のレールを外れる衝動のみつけかた』(ちくまプリマー新書)、
『信仰と想像力の哲学』(勁草書房)、『鶴見俊輔の言葉と倫理』(人文書院)など。
社会時評やカルチャー評論、エッセイなどで活動するほか、企業との協働多数。