昨今話題になることの多い、「トー横キッズ」や「オーバードーズ」の問題。こうした「問題」とされる若者たちと全力で向き合いながら、本人に寄り添う支援を追求している風間暁。
今でこそ、厚生労働省の依存症啓発事業や、こども家庭庁の専門委員会に携わり、NHK Eテレの福祉番組『toi-toi』ではレギュラー出演を続けている彼女。
しかしそんな彼女は、処方薬・市販薬、さらには非合法薬物を乱用した過去をもつ、薬物依存症の当事者。10代には補導され、児童自立支援施設に入所したり、精神病院に強制入院させられた経験があります。
彼女を非行や薬物乱用に駆り立てたもの。それは幼いころからの実親による苛烈な虐待をはじめとするトラウマでした。
彼女にとって、精神科医療や児童福祉が提供しようとする支援は、その「善き顔」とは裏腹に、回復を妨げる「毒」だった——。そのことを彼女は、開示請求した787枚の自身のカルテから読み取り、本書に折り込みました。
「毒」としての支援ではなく、ほんとうの意味で本人の「回復」を助ける支援とは何なのか?
サバイバーにしか書けないリアリティが読み手を圧倒するノンフィクション作品です。
https://www.nippyo.co.jp/shop/book/9783.html
更新日:2026/08/07