NYブルックリンを拠点に活動するドラマー/コンポーザー Adam Pierce によるプロジェクト。90年代後半、USインディ〜ポストロックの豊かな潮流の中から誕生した。
Adam Pierceは、当時アンダーグラウンドで台頭していた数々のバンドやセッションに参加しながら、作曲家としての独自性を模索。革新的なユニットThe Dylan Group への参加を経てスタートしたのがMice Paradeである。ポストロックの構築美を軸に、ブラジル音楽やジャズ、ミニマルミュージック、エレクトロニカを横断するサウンドは、当初から一線を画していた。
1998年、デビューアルバム『The True Meaning of Boodleybaye』を発表。以降、作品ごとにメンバーや編成を変化させながら進化を続ける。2004年の代表作『Obrigado Saudade』では、サンバやボサノヴァのエッセンスを大胆に取り込み、リリカルでありながら躍動感あふれるアンサンブルを確立。インディロック・ファンのみならず、ワールドミュージックやジャズのリスナーからも高い評価を得た。
その後も『Bem-Vinda Vontade』などを通じ、アコースティックとエレクトロニクスの有機的融合を追求。繊細なギターワーク、ポリリズミックなドラム、透明感あるヴォーカルが重なり合うサウンドは、“知性と身体性を併せ持つ音楽”として独自のポジションを築いてきた。
ライブでは固定メンバーに縛られない柔軟な編成で登場し、その場限りのアンサンブルを生み出すのも特徴。静謐と高揚、緻密さと即興性が同居するパフォーマンスは、スタジオ作品とはまた異なるダイナミズムを持つ。
USインディ/ポストロックの文脈を出発点にしながら、20年以上にわたりジャンルを越境し続ける存在。Mice Paradeは今もなお、更新をやめない音楽的探究のプロジェクトである。
尚、今回の来日ツアーは総勢7人編成のフルバンドセットでの来日となる。
https://www.instagram.com/miceparadeofficial/
https://music.apple.com/jp/artist/mice-parade/4553598
https://open.spotify.com/intl-ja/artist/08dFdlVj0Hm0pD8sE61RR6